事業概要
産学官共同研究
これまで実現し得なかった広いダイナミックレンジと必要な画像情報のみを取得できるスマートイメージング等を特徴とする次世代イメージングデバイスを開発し、産業用機器等への応用を図ります。
広ダイナミックレンジCMOSイメージセンサ開発
既存のイメージセンサよりも、はるかに明るい所から暗い所までの映像を同時に撮ることができるイメージセンサを開発します。これまでに、バースト読み出し複数回露光方式と呼ぶ手法で、対数応答式に匹敵し10万ルックスの超高照度領域までの映像を線形で出力可能なイメージセンサを開発しました。この性能は、イメージセンサのカラムに12bit分解能の巡回型A/D変換器を集積化し、高画質の画像信号を超高速読み出しを行うことで達成しています。このイメージセンサは、監視用カメラや車載用カメラ、科学技術計測機器など、幅広い分野での応用が期待されています。
 |
広ダイナミックレンジ
イメージセンサ |
|
|
 |
| 広ダイナミックレンジカメラ |
|
|
 |
| 撮像例(1)(フィラメント) |
|
|
 |
| 撮像例(2)(トンネル) |
|
車載用高機能イメージセンサ開発
車載用のカメラとして要求される様々な画像処理機能を備えた高機能イメージセンサを開発します。これまでに、光パルスの遅れ時間に依存した電荷検出を行い背景光を除去する画素構造を有する、高解像度のTOF(Time of Flight)方式の距離画像センサを開発しました。また、全画素同時シャッタ機能を持ち、独自の12bit分解能のA/D変換器の集積化により高速ディジタル出力を可能とした、高速かつ高解像度の高速度イメージセンサを開発しました。
さらに、高機能イメージセンサを応用し、運転支援に加えて同乗者にも快適で魅力的なクルージングを提供するマルチモーダル・クルージングアシスト車の研究開発を進めます。これまでに、クルマの全周囲の映像から任意の映像をドライバーの意のままに提示可能な全周囲視覚補償システム(ラウンドスコープ)を開発しました。また、顔に照射した近赤外光をカメラで捉えて画像処理を施し、頭部の動きによる瞳孔の移動や有無を高精度に検出できる瞳孔マウスを開発しました。これらの技術は、車載機器やITS用機器など、本地域の基幹産業である輸送用機器へはもちろん、福祉分野などへの応用も期待されています。
 |
|
瞳孔マウス
|
|
|
 |
|
全周囲視覚補償システム
(ラウンドスコープ)
|
|
| 研究代表者 |
静岡大学電子工学研究所
静岡大学情報学部 |
|
教授 川人祥二
教授 竹林洋一 |
|
| 参画研究機関 |
【学】静岡大学電子工学研究所・工学部・情報学部
【産】共同研究企業:
|
アルパイン(株)、三栄ハイテックス(株)、シャープ(株)、スズキ(株)、
デジタルセンセーション(株)、 (株)日本コンピュータ、
(株)パナソニックモバイル静岡研究所、(株)日立製作所、(株)日立物流、
(株)フォトロン、(株)山武、ヤマハ(株)
|
【官】静岡県浜松工業技術センター |